【制作を開始するまで】
- labyrinthiinaanet
- 2010年8月11日
- 読了時間: 2分
現在、自身としても初となる大型サイズの作品「ラビリンス」を制作していますが、迷路を描くという行為は19歳のときに描いた迷路が最後で、実に15年もの期間、迷路とは無関係のことをして過ごしてきました。つまり、迷路をつくる人間としてのキャリアは、皆無に等しい状況での始まりです。
6月中旬に閃きを受けてからの2週間は、どのような迷路を描いていくか考えたり、それらを作品化していくために使用する画材や制作手法を考えることに時間を割き、ホームセンターでコンパネを購入して制作用のテーブルを自作したりしていました。
インターネットで調べたりしながら色々と悩んだ結果、迷路を描き込んでいくペンは製図用のインクペンを使い、描き込んでいく紙は2ミリ厚のケントボードにすると決め、その他必要な画材や制作のために必要と思われる備品などもリストアップしていき、確実に必要だと決定したものから画材屋に注文を出して、環境を整えていきました。
注文していた全てのものが揃い、制作に取り掛かれる状況になったのが7月3日で、この日の晩、ケントボードを作品に必要なサイズに切り出す作業から始めたのですが、薄暗い部屋の照明の中、いくらかの疲れが出ていたのか思うように切ることが出来ず、翌日、日が昇ってから改めて作業に取り掛かろうと決めて、そのまま眠りに落ちました。
目が覚めると、ちょうど昼前という時刻。正午より1時間半ほどの時間を掛け、ボードの切り出しと迷路の外枠作りを行いました。この日、7月4日が、自分の迷路が具体的な形を現して動き始めた最初の日になります。

※制作開始2週間後くらいの「ラビリンス」の一部
制作を開始して3週間が過ぎた頃、自分の中で新たな発見がありました。
この発見については、次回の制作日記にて記すことにします。










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