top of page

【魚眼レンズとフィルムカメラ】

  • labyrinthiinaanet
  • 2010年8月29日
  • 読了時間: 2分

自分は、常日頃からカメラを持ち歩いて外に出掛けるという感じではないのですが、時々、写真を撮りに行こうと思うと、魚眼レンズを装着したフィルムカメラを持ち出し、ブラブラと深夜の街を徘徊したり、あるいは、撮影したい対象を求めて車で走ります。魚眼レンズは、撮影周囲に独特の歪みを伴った広い範囲(広角)を撮影出来ますが、自分の撮影対象は、トンネルや橋、道路といった土木建設物、あるいは、風景など、ある程度のスケールを持ったモノが多く、植物や人物などはあまり撮影していません。

現在愛用しているカメラを買ったのは、2、3年ほど前になりますが、カメラとレンズの知識があったわけでもなく、魚眼で撮影した写真は面白いぞ!という単純な理由で購入したので、カメラの取り扱い説明書を読みながら、シャッターの開放の仕方など基本的な操作だけを覚えて撮影するようになりました。カメラを買った当初は、早速、覚えたてのシャッターの開放(長時間露光)を使って、長距離トラックが走り抜ける深夜の国道の風景などを撮影していました。

撮影してみると、それまで持っていたデジタルカメラにはない独特の写真の写り方に魅せられ、しばらくは、深夜になるとカメラを持って車を走らせ、トンネルであるとか、夜明け前の独特の空気感を持った街の風景などを撮影しまくる日が続きました。下の写真は、名古屋港水族館の近くにある小さな遊園地の観覧車を写したものです。

ちょうど夕暮れ時、日が落ちる頃合で、観覧車の照明が輝きはじめる頃でありました。(後日、この写真は、「新建築」とかの表紙にありそうな写真になったなあと思いました)

自分の撮影スタンスは、とにかく無駄撃ちしないということがあり、カメラを手に持ち、撮影対象にレンズを向け構えても、なかなかシャッターを切ることがありません。恐らく、カメラを10回構えて、シャッターを1回切るかどうかというようなレベルです。 無駄撃ちしないがモットーではありますが、フィルムを1本使い切って現像してみると、撮影した枚数の2~3割くらいは満足出来ても、残りの多くはピンと来ない仕上がりで愕然とすることも多いですが、現像するまでわからないというフィルムカメラの特徴も、偶然性や意外性をはらんでいて面白いなと思うのでした。

次回は、迷路にまつわる近況みたいな内容の記事を書きたいと思います。


 
 
 

コメント


最新記事
アーカイブ
© 2010 - 2019 Tomoya All rights reserved.
bottom of page