【断面と立面のスケッチ】
- labyrinthiinaanet
- 2010年8月19日
- 読了時間: 2分
前回の建築日記では、敷地の広さに対してどれくらいの大きさ(広さ)の間取りが取れるのかボリュームを検討した際のスケッチを載せましたが、間取りを考える際、自分の頭の中には建物の断面や立面の姿なども同時に浮かんでいることが多く、間取りをスケッチし終わる頃には外観や内部のイメージは出来上がっています。
イメージが出来上がっていると、それをスケッチする際には頭の中のイメージをそのまま紙に書き写すだけという単純作業になるので、今回掲載するスケッチは人と電話で雑談をしている最中にスケッチをしようと思い立ちペンを走らせました。

断面を考える際に気をつけないといけないことは、床の高さが変則的である場合、絵で見ると問題が無いように見えても上下階を移動する際に頭をぶつけるなど、実際に住んだ場合には使えない、欠陥住宅になってしまっていることがあります。今回のスケッチも最初に浮かんで出来たイメージをそのまま書いたものなので、これをこのママ、実際の設計に反映すると不具合がありますので、この絵を元に更に検討を進め、実際に建築する際の寸法や断面へと修正を加えていきます。
今回、スキップフロアを採用してみようと思ったのは、自分が建築業界に入ってから10年来の知り合いでもある先輩が転職した先の工務店さんが今から半月ほど前に開催した住宅見学会を訪れた際、この住宅の中にスキップフロアが採用されており、コンパクトなダイニングの中に階段があるという構成の住宅の場合は、この階段を邪魔と感じさせない効果が高く、また、1階~中2階~2階と緩やかに繋がっていく内部空間の一体感みたいなものが心地よいと感じたからです。

見学してきた住宅
数日前、この工務店さんに電話をしたのですが、電話に出た専務さんに見学会にお邪魔させて貰ったお礼の言葉と、自分が計画している住宅にもスキップフロアを使ってみたいと思いますと伝えると同時に、今週末、この工務店さんが開催する次の住宅見学会の方にもお邪魔しますという話をして電話を切りました。
自分の場合、これから住まいを建てたいという一般の見学者とは立場が違うので、中には見学を歓迎されない工務店さんや住宅会社の見学会もあるでしょうけど、この工務店さんは、互いに勉強で、いいモノは盗みあって切磋すればいいという度量の広いスタンスなので、今週末に開催の見学会も楽しんできたいと思います。










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