【使う道具と制作環境】
- labyrinthiinaanet
- 2010年8月18日
- 読了時間: 2分
自分だけの迷路というものを追及し、それらを作品化して発表していこうと考えたとき、制作に使用する画材や必要な道具の選定、制作環境の構築などを行ったのですが、過去に描いた迷路に使用した画材は、小学生のころの作品は鉛筆で描かれていて、19才の時に描いた作品は、使い慣れないカブラペンとインクを用いて描いていました。
今回の制作にあたっては、いわゆる「つけペン」ではなく製図用インクペンを使うと決め、過去に描いた迷路の線の太さを参考にしながら最終的なペンのサイズを決定しました。(製図用インクペンは、線の太さの種類が豊富で、その線の太さの安定性も売りです)
現在制作中の「ラビリンス」は画面全体を埋め尽くすタイプの作品なので、使う道具は最低限(極端に言えば、紙とペンだけ)で済むのですが、これ以降の作品についてはデザイン性を強く出したものとして、そのコンセプトであるとかデザインのアイデアは、自分だけの迷路があるという閃きを受けてすぐに20案程度をスケッチしていたので、このスケッチに従って紙とペン以外の道具についても必要なものを購入していきました。
そして、7月4日の昼過ぎ、迷路を描き始める直前の作業台の写真が以下になります。「ラビリンス」のサイズは、写真に写っているもののサイズから想像してみてください。

黄土色にも見える作業台は、コンクリートの型枠に使う化粧コンパネをカットして使っています。実際に使ってみてわかったのですが、ウレタン塗装された表面は非常に手入れがしやすく、製作途中の台の汚れも簡単に拭き取ることが出来ます。また、作業台の奥に写っている鴨の羽根ぼうきは初めて使ってみたのですが、描き込んだ画面にダメージを与えたり画面を汚したりすることなくソフトにホコリをはらってくれるので、迷路を描き込む際には必ず使用する必需品となっています。
製作途中、エアコンの調子が悪くなり(今も安定してないです)腕に汗をかくので、描き込んでいる最中の作品保護のため手首からひじまでサランラップを巻いたり、ビニール袋で腕を覆ったりしていたら、気づいたときには腕中にあせもが出来たり、夜の作業中には、窓は閉めているにも関わらず小さな虫たちが入り込んできて「ラビリンス」の画面の上を歩き、この虫に気付かず画面の上で潰しそうになったり、細々したハプニングが起こりながらの制作ですが、色々なハプニングと失敗などは「ラビリンス」を制作する過程の中で経験して、今後の制作に生かしていきたいです。
次回は、「建築日記」の記事を記したいと思います。










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