【ボリュームのスケッチ】
- labyrinthiinaanet
- 2010年8月16日
- 読了時間: 2分
今からほぼ2ヶ月前となる6月14日、あるきっかけがあって自分だけが作れる迷路があるはずだとの確信と閃きを得ました。具体的な日付まで覚えているのは、日記として使っているノートにメモしてたからです。この日より、この確信と閃きを実際の行動に移すという毎日を送るようになったのですが、前回の記事での告知どおり、今回は迷路から離れた日常の記事を記したい思います。
ここ最近の自分の日常はラビリンスの制作を含め迷路に関することがほとんどでしたが、自分のプロフィールにも記載してあるとおり、建築設計が本来の仕事として存在します。いわゆる「一人事務所」としての営業を行っているので、一般的な会社員などと比べると時間的な融通も無理が利き、これまで迷路に関する作業も行いやすかったのですが、なかなか土地が決まらずに紆余曲折あった住宅の仕事が動き始めることになりました。
今回の記事のタイトルを見て頂くと「SH01」とありますが、このSHという略記号の意味は、「スキップフロア(Skipfloor)のある家(House)」あるいは「小さな(Small)家(House)」の頭文字となっていて文字通り「スキップフロアのある小さな家」として設計する予定です。
※スキップフロア:1つの階の中に高さが違う(段差のある)床がある構成を言います。(いわゆる「中2階」)
お施主さんが購入することになった土地は間口7メートル×奥行12メートル程の土地で、その両隣には敷地境界いっぱいに古い住宅が建っているので、敷地の正面以外には窓を作っても開けることも出来ないような条件の土地なのですが、今日の午前中はそれら条件を意識しながら、この土地にどれくらいのボリュームの住宅を納めることが出来るのかを確認するためのスケッチを書いたりしていました。

これは最初のスケッチなので、ざっくりと住まい全体の間取りや空間構成を掴むためのイメージ図のようなものですが、これを元に何案か修正を加えながら最終的な間取りを決定していきます。お施主さんより、土地を決定したという電話連絡を受けたのがちょうど盆前くらいなので、急に忙しくなってしまうことになりましたが、ブログの「建築日記」というカテゴリーの中で、建築に関する雑学や考え方なども交えながら、この住宅を紹介していきたいと思います。










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