【制作を開始するまで】
- labyrinthiinaanet
- 2010年8月13日
- 読了時間: 2分
制作を始めて3週間が過ぎた頃、それまでに描き込んでいた迷路のラインを見ていて、無自覚に描き込んでいた自分のラインが明らかに変わってきている事に気付きました。ラインの性質の変化に依り、画面を引いて見た際のそれぞれの印象が全然違うので、1つの画面の中に異質のラインが混じり合うことが良いのかどうかと悩み始めました。

上:描き始めた頃のライン 下:3週間経過後のライン
このラインの性質の違いをわかりやすく挙げると、以下の違いがあります。
◎描き始めた頃のライン
ラインのエッジが粗くビビっている。迷路折り返し部分のエッジ処理も荒く尖っている。
◎3週間経過後のライン
ラインのエッジはフラットで、迷路折り返し部分のエッジは柔らかく丸みを帯びている。
線としてのクオリティだけを見れば、画像・下のラインの方が完成度は高く感じられます。しかし、画面全体を引いて見た際、それぞれの(面としての)違った表情の見え方があり、この表情の違いは、線としての完成度だけの比較では甲乙を付け難いものでありました。
一度気になり始めると考え込んでしまう性格なので、新たな迷路部分を描くことはしばし手を止め、すでに描き込んでしまった迷路のラインをどう扱い、どう処理すべきか考えた結果、今後の迷路制作の指針ともなる一つの結論を出しました。
迷路折り返し部分のエッジについては、尖っているパターンと丸みを帯びたパターンを混在させていこう。この違いは、画面の全体に表情を作る源泉となるはずである。但し、ライン自体のエッジはなるべくフラットに仕上げ、線としての完成度は上げていこう。
この基本を決めたあと、すでに描き込んでしまったいた迷路の気になる部分のエッジを、フラットなエッジを持つラインになるよう処理していきました。制作開始から1ヶ月と1週間が過ぎた今現在、1本の線に付き2本の線を引くという方法でラインを描くようになりました。1本の線に付き2本の線を引くという言葉の意味については自分の迷路を構成するラインの肝となる部分なので、ここでは具体的に書きませんが、描き始めた頃のラインは、1本の線に付き1本の線を引いていたとだけ記しておきます。
次回は、参考書や指南書などがあまり存在しないように思える「迷路の書き方」について、コラムという形で記したいと思います。










コメント